いつもは少し薄暗い土蔵の中が、いくつもの「つるし雛」で華やいでいます。土蔵にカワイイ「つるし雛」がぴったりでなんとも素敵な雰囲気です。
世田谷区立次代夫堀公園民家園(世田谷区喜多見5-27-14)の正門を入ってまっすぐに進むと右側に旧安藤家住宅主屋があります。その門を入ってすぐ右側に旧秋山家住宅土蔵があります。
この土蔵は世田谷区指定有形文化財で、深沢の秋山家屋敷の入口脇に建っていた外倉を移築したものです。江戸時代の建造物で、茅葺きで漆喰の白さが際立つ美しい姿です。
この土蔵を会場に、会期2月1日から3月3日まで宇奈根で「つるし雛」作りを楽しんでいるグループによる「つるし雛」の展示が始まっています。
土蔵の入口には「つるし雛」に関するいろいろな説明も掲示されています。鮮やかな色あいで連なっているひとつひとつにそれぞれの意味やいわれがあり、祈りや願いが込められているようです。
○蝶:蝶のように可憐に可愛らしく成長します様に○巾着:将来の夢をいっぱい詰めて幸せな人生を歩めます様に○這い子人形:元気に丈夫に育ちます様に・・・など。
「つるし雛」を作られた方々のお話では、3月6日(日)一日だけ常光寺近くの「宇奈根のふれあいの家」で「つるし雛」が展示されるとのこと。そこで展示される「つるし雛」は相当な数で「本当にきれいだからいろんな人に見せてあげたい」のだそうです。
*世田谷区社会福祉協議会のホームページに「宇奈根ふれあいの家」が紹介されていました
http://www.setagayashakyo.or.jp/service/sasaeai/kyoten/page-20150219152856/