山門の桜が美しい等々力不動尊(等々力1-22-47)は等々力のお不動さまとして親しまれています。
ご本尊は1300年前の作と言われている不動明王です。興教大師が夢をみてこの不動明王の安置場所を探し続け、湧水の沸くこの地に安置されたと言います。
桜満開のこの時期は花まつりの頃なので、境内はたくさんの花で飾られていてお釈迦様の甘茶も用意されていました。
ここの境内から眼下の等々力渓谷を眺めると、常緑の木立にまぎれて桜が満開です。野趣あふれる光景です。
階段を下って行くと、不動の滝があります。役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの霊場とも伝えられています。
国分寺涯線の湧水で昔は水量も多かったのでしょう、水の流れ落ちる音が轟いていて等々力渓谷の名の由来になったようですが今は静かに湧き出て流れ落ちています。苔がとても美しいです。
谷沢川にかかる橋を渡り行くと「お水取り」と看板に表記された場所がありました。
谷沢川にそって歩きましたが、あらゆるところから水が湧き出ています。関東ローム層の赤土も水に洗われ、より鮮やかにその赤色を見せていました。
ぶらぶらと歩いて等々力駅近くに出てきました。「等々力渓谷入口」と看板があってネコが一匹のんびり横たわってお出迎えです。