東宮 申(烏帽子・えぼし)和菓子 くらし

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申(猿)年のお正月、松の内にピッタリでかわいい今日のおやつは東宮の「申(烏帽子・えぼし)」です。

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見つけた時から「かわいい」を連発してしまいました。ただ単純に猿回しの猿がかぶる烏帽子を思い浮かべ、烏帽子をかぶった猿のかわいいしぐささえ想像したからです。ぼかしの茶色が猿をイメージさせたのだと思います。

古来から猿は山の賢者で山神様のお使いといわれ、信仰の対象でもあったといいます。守り神とされて、猿回しも宗教的な儀式として始まったものだそうです。猿曳き・猿回しといわれ、猿に様々な芸をさせて疫病除けの祈祷や新春の祝い芸をおこなったといいます。

装束をつけた猿が舞い、このような烏帽子をかぶっていたのにちがいありません。そして不幸も困難も悪しきものを全て取り去ってくれるありがたい猿(去る)というわけです。

天下泰平・五穀豊穣を祝うめでたい舞、三番叟で翁がかぶるのも烏帽子です。

解釈は勝手にいく筋にも広がり、これもひとつのお菓子がくれる物語です。

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