2016年の「国指定名勝 浅草寺 伝法院庭園特別拝観と大絵馬寺宝展」は3月18日〜5月9日までです。拝観料は300円(収益は東日本大震災の義援金となります)
大絵馬寺宝展から順路に沿って歩いて行くと、大書院の手前にやや濃いピンク色の枝垂れ桜が目に飛び込んできます。
足元の苔の美しさもあり、しばらく立ち止まって眺めてしまいます。
大書院も開け放たれていて、上がる事こそできませんが外から見る事ができます。
入れたてのご接待のお茶がふるまわれていました。
大書院を過ぎたところの池の淵近くには、淡いピンク色の樹齢約300年の枝垂れ桜があります。
少し葉が出始めてはいるものの、ぎりぎりですが花の時期に間に合いました。
伝法院庭園は、寛永年間(1624~44)に小堀遠州によって築庭された約3700坪の回遊式の庭園です。江戸時代から明治までは僧侶や将軍以外立ち入りを禁止された神聖な場所でした。震災戦災にも耐えて、江戸時代の姿をそのまま残しています。
この石灯籠は江戸時代前期・延宝3年(1675年)に小堀政延によって奉納されたものです。政延はこの庭園を手掛けたとされる小堀遠州の孫です。
茶室の天祐庵のあたりを過ぎると、回遊式庭園も一区切りになります。
枝垂れ桜の他にも、庭園内で春の花を見つける事ができます。
(*4月3日撮影の画像を使用しています)