6月30日の午後。新緑も一段と深みを増した喜多見氷川神社(世田谷区喜多見4-26-1)では、鳥居をくぐった参道の先に”茅の輪”が見えてきました。
手洗舎には手ふき用に2枚の手拭いがかかっています。季節を感じさせてくれる柄を毎回楽しみにしています。今日は水色地に白抜きの朝顔でした。何気ない心配りにいつも感心しています。
「夏越しの大祓い」の神事は午前中に行なわれたそうです。
古代、中世を通じて行なわれて来た大祓いが応仁の乱によって400年間途絶えたものの、明治に再興され現在の形になったそうです。罪や穢れを形代に移し、身も心も清めてすがすがしい気持で一年の後半を元気にすごせますように。祈りながら8の字に茅の輪をくぐります。説明書きが横にあります。また家に飾る”小さな茅の輪”も用意されています。
罪や穢れの意味・解釈はさまざまです。祈りはひとつかも知れません。今年は記録的な酷暑だそうです。「どうか身も心もバテマセンように」