「子どもたちにホタルを見せてあげたい」そんな若い家族連れで賑わっています。世田谷代官屋敷(世田谷1-29-18)の「第36回せたがやホタル祭りとサギ草市」に行ってきました。
開会式ではくす玉が割れた瞬間大きな拍手が起こり、なんだかここは雰囲気がノリノリです。
夕方5時半ごろにはホタル見物への順番待ちの長い列ができています。並んだ最後尾はそれでも代官屋敷の敷地内でした。
列が少しずつ移動して行く途中に、サギ草やホタルの飼育ケースが展示されています。
世田谷区立郷土資料館では「蛍とさぎ草伝説」が開催中ですが、並んだ列を離れることも出来ずまた後でということに。
ホタルの黒いドームの入口が見えてきました。
促されるままにあっという間に中に入ったのですが、中は真っ暗。少し手探りで進むと、やっと無数の小さな光が見えてきました。ヘイケボタルです。ほとんどはじっとしていますが、時おりフワーと飛ぶのでこの光を追うのがなんとも楽しい一瞬です。
ドームの中は相当な暑さ。程よいところで外へ出ました。この頃には順番待ちの列は代官屋敷の外まで、ボロ市通りを100mほどに続いていました。
世田谷信金や天祖神社の境内にはお店がいっぱい出ています。ここでサギ草も売られています。
懐かしいお縁日のような雰囲気。子どもたちが喜びそうなものも多く、食べ物のお店も多いようです。
盆踊りの会場、天祖神社境内の櫓舞台の上では松丘小学校の4年生から6年生の子どもたちが太鼓をたたいていました。拍手も多く、順番待ちの子どもたちも気合いが入っています。
やがて踊りが始まり、最初に東京農業大学の学生方が櫓の上と下で踊っていました。1曲ごとに拍手が起こります。
「踊りたい子は櫓の上に上がってください」と子どもたちへの呼びかけがあって、かわいい東京音頭を1曲。そして会場から拍手。子どもたちに”ガリガリ君”が配られていました。
その後、揃いの浴衣で地元の踊りの方々がかわるがわる上で踊っていました。
明るくゆったりのんびりのいい雰囲気です。若い人や子どもたちの場所がしっかり用意されているようで、ごったがえすように若い人が多いのがよくわかります。
◇第36回せたがやホタル祭りとサギ草市
・日時 7月16日(土)17日(日)
・会場*ホタル祭り:世田谷代官屋敷(世田谷1-29-18)午後5時〜9時*サギ草市:通称ボロ市通り周辺 午後1時〜9時*盆踊り:天祖神社境内 午後7時〜9時
*世田谷区立郷土資料館では季節展「蛍とさぎ草伝説」開催(入場無料)