風が吹くとカラカラと音をたてて落葉が舞います。
世田谷区の特別保護区「経堂五丁目特別保護区」に行ってきました。(他には「深沢八丁目無原罪」の特別保護区が開放されます)普段は閉まっていますが、春と秋に数日だけ一般開放されます。今回(秋)の開放日は11月25日(土)26日(日)・12月2日(土)3日(日)時間はAM10:00〜16:00(申し込み不要です)
この辺りは向かいの公園など「区立長島大榎公園界隈の緑」として区の地域風景資産にも選定されていて、とても大樹が多く街並みとしても雰囲気がある所です。
まず入り口を入ると落葉細工・ザリガニ・ここ3年間のセミの抜け殻などが展示されていて、丹念に調査された資料を見ることもできます。
*落葉細工
*ザリガニ
*セミの抜け殻
ここには湧水池がありそこを回るように散策するのですが、歩き始めてすぐの所に「タラヨウ(モチノキ科)」の大樹があります。葉は緑濃く厚みもあり大きめの楕円形です。
この葉の裏に傷をつけるように文字を書くと、黒く文字が浮き上がってきます。以前TV番組でこの葉に願い事を書いている神社での様子が放映されていましたので、実物はとても興味深かったです。
湧水池には青い空と木々が写り込み、鮮やかな紅葉は空を彩っていました。
地面近くでは可愛い実をつけている植物が多かったです。中でも色鮮やかな「ムサシアブミ」はハッとするほどの美しさです。
*ムサシアブミ
春の開放日の頃にはモクレンの大樹がたくさんのピンク色の花をつけ、それがまるでピンク色の空のように映るそうです。
*世田谷トラストまちづくりホームページはこちら
http://www.setagayatm.or.jp/trust/map/spz/index.html