梅雨に入るかどうかの蒸し暑い夏の夜は、部屋の電灯のあかりに窓の外には虫が集まり始めます。それを「狩り場」と決めているようで、今年も「2匹のヤモリ」がどこからか姿を現しました。
大きい方。
小さい方。
雄雌とか、親子とかはわかりません。ほとんどじっとして動かないところがすごいところです。来るか来ないわからない虫を待ってじっと身をひそめているわけですから、忍耐強いなと感心します。
そのヤモリが、虫をとる時だけは素早い動きに変わります。ヤモリの興奮ぶりがガラスを通して伝わってきます。
眺めているのは足の吸盤とお腹側ですが、全身を使って走り飛びかかる様子は猛獣のようです。なのでこの灯りの窓ガラスはヤモリにとっては「草原の狩り場」ということです。
そんなふうにヤモリの狩りはよく観察しているのですが、じつはさわるのは苦手です。迷い込んでしまったこどもヤモリは必死になって救出しますが、できるだけ家の中では出くわしたくないものだと思っています。