一般公開ではなかったのですが、2時間半ほどの伝法院(台東区 浅草2丁目3−1)が公開されました。ここは浅草寺の本坊です。通常非公開の伝法院庭園を拝観することができました。寛永年間(1624~44年)に小堀遠州によって築庭された約3700坪の回遊式の庭園です。
静寂は和のもの。地味で艶やか。庭園を巡っているとそんな言葉が浮かんできます。時折雨あしも強くなるお天気でした。庭園の緑も美しかったです。
池と大書院越しに、左に「浅草寺の五重の塔」右に「スカイツリー」が見ました。
どんな天候であっても美しい絵になる「形」と「色」ってあるのでしょうか。
小さな滝とせせらぎを眺めながら石橋を渡ります。
お茶室・天佑庵(てんゆうあん)へ。その先の絵馬堂は今回は公開されていませんでした。
大書院は廊下から奥は障子が閉ざされていました。
庭園にいくつかの石燈籠があります。この石灯籠は庭園を手がけた小堀遠州の孫:小堀政延が延宝3年(1675年)に奉納したもの。ほとんど装飾のない、たっぷりどっしりとした大きな石灯籠です。灯籠の苔が雨にぬれて美しかったです。