「すみだ北斎美術館」に行ってきました イベント

「すみだ北斎美術館」に行ってきました。総武線の「ゴーッ」という電車音が大きく感じるくらい、辺りはとても静かな緑町公園の奥に「すみだ北斎美術館」はあります。入り口はブランコの前から入って右手。来館者のほとんどが海外からの観光客でした。
今回は大江戸線で行きました。両国駅A3出口から出て、すぐの信号を渡り歩いて5分ほど。
1Fチケット売り場で「今日は北斎の誕生日」ということで「北斎漫画 草筆之部」から大きな笑顔の「大黒天の図」のしおりを頂きました。「すごく嬉しかった!」
葛飾北斎は、宝暦十年九月二十三日に生まれ、新暦では 1760 年 10 月 31 日。北斎の誕生日にちなみ、2023 年 9 月 23 日(土・祝)と 10 月 31 日 (火)の2 日間、来館者先着 500 名に配布するそうです。
今回の企画展「北斎のまく笑 いの種」は葛飾北斎や門人が描いた「笑い」にまつわる作品を展示。どれも細かくイキイキと描かれているので、おどけや笑いの表情・仕草など時間をかけてたっぷり楽しみました。江戸時代の様々な生活の中での笑いがたっぷりです。
4Fでは幅28.5㎝・約7mに及ぶ「隅田川両岸景色図巻」の複製画の展示。両国橋から吾妻橋・浅草寺・三囲神社など吉原までの隅田川両岸の景色が描かれています。
細部に渡ってこだわって描かれて、川面に浮かぶゆりかもめ・人影と手にした提灯までを自分の目で見て、確認できた時は思わずため息が出ました。そして遥か遠くに筑波山らしき山影。
3Fと4Fに広くはありませんが、休める場所があります。
そして最後は4Fの「常設展」です。常設展示室は一部を除いて撮影もできます。
デジタル化がしっかりされていて、扱いやすい。タッチパネルモニターで「北斎の一筆書き」を習えたりします。
突然現れた「住まい(仕事場)の再現」はとてもリアルです。「筆を持った北斎の右手」と「キセルを持った娘の阿栄の右手」が時折ゆっくり上下に動くのです。最初に見つけた時は「錯覚か?」とかなり驚きました。
1Fミュージアムショップはやや混雑。
1F「図書室」は葛飾北斎を中心とした浮世絵に関する図書資料を収集・保存・公開。ロッカーも設置されています。
「図書室の案内」が7㎝✖️10㎝の小さな本になっていて、あまりの可愛さに頂いてきました。
次回の特別展は「北斎サムライ画伝」で12月14日から2月25日。
*すみだ北斎美術館:東京都墨田区亀沢2丁目7番2号
<行き方>
  • 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
  • JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
  • 都営バス「都営両国駅前」より徒歩5分
  • 墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前(津軽家上屋敷跡)停留所」からすぐ