喜多見氷川神社(世田谷区 喜多見4丁目26-1)では毎年この時期、本殿の前に奉納された菊の花が美しく咲いています。
同じ方が丹精込めて育てられた「菊の奉納鉢」は季節の花の盛りを楽しませてくれます。このように七五三詣の時期にぴったり合わせて花を咲かせることは至難の技ではないかと思います。
日本の国花として「春の桜」「秋の菊」があげられます。法的に決まったものというよりは習慣上のもとして使われてきたようです。パスポートの紋章も菊なのでその印象はさらに強いです。昔中国から入ってきた菊も日本で技法を磨かれて、「懸崖」などは逆に中国にその技術を教えたりしているようです。
和のものとしてその世界をさらに深く広げていった日本人独特の感性を感じます。菊は一年の一番終わりに咲くことから、「究極」「最終」の意味もあるそうです。