門松松飾を納め「晴れ(ハレ)の器 」を片付ける くらし

お正月の7日朝、門松や松飾を外し神社に納めます。それからおせちに使った「晴れの器」などを片付けます。「晴れの日」に活躍する恵比寿様の取り皿もそのひとつ。4寸(12センチ)程の小ぶりな取り皿です。

戦後まもない頃、東京で所帯を持った若い夫婦がせともの店で買ったもの。特別高級品ではないけれど欠ける事もなく大切に長い年月使われてきました。これは小さな奇跡。

恵比寿様の輪郭は印でしょうか、上絵の具は手描きでのせているようです。鯛の尻尾とか、色の濃淡にばらつきがあるところに私は心を寄せています。